事例紹介 B社(情報通信サービス)

株式会社B社
サービス業(メディア運営、企業研修等)

女性リーダー及び女性メンターを制度化、個人に合わせた柔軟な働き方を実現し、企業パフォーマンスが向上しました。

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【ここがポイント!】
  • ・ 女性管理職候補として女性リーダー及び女性メンターを制度化
  • ・ 個人個人のビジョンに合わせたキャリアプランを設定
  • ・ 男女にかかわらず個人のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現

取組の背景

  • ・ フルリモートワーク制のため、課題を一人で抱えこみがちだった。
  • ・ 女性のロールモデルとなるリーダー職の制度がなかった。
  • ・ 人により生産性にむらがあり、残業時間が多かった。

取組内容

効果

全従業員と個別にじっくり対話する場を設け、ニーズを引き出した。
企業全体のモチベーションが上がり、生産性が向上した。
フルリモートワーク制に加え、育児、介護、副業も可能にし、個人に合わせた支援制度を整えた。
離職率が減少、残業時間の削減も実現できた。
女性管理職候補として女性リーダー及び女性メンターを制度化した。
女性の働く意欲の向上やスキルアップが進んだ。

インタビュー

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ひとりひとりと向き合うことから

まず取り組んだのは、従業員ひとりひとりの現状や課題、経験やライフビジョンに向き合うことでした。やりがいを感じながら長期的に働き続けることができる環境にするために、どのようにしたらよいのか分析することが先決だと思っていたからです。その分析をもとに、それまでの経験を活かした個人の能力や、それぞれのライフスタイルにあわせた働き方ができるよう、柔軟なキャリアプランを一緒に作りました。

制度の見直しと女性リーダーを育成した結果、生産性が向上

特に、女性のロールモデルとなる女性管理職候補となる女性リーダー及び女性メンターが少なかったため、制度化し、女性ならではの実情に合わせた目標を行動計画に落とし込んで推進できるようにしました。
管理職の意識や能力の育成が進んだことにより、残業時間の削減ができ、企業としての生産性が向上しました。

フルリモートワーク制の強みを生かして個人のライフワークバランスを実現

居住地が遠隔地であることなど、個人の事情に合わせて働きやすいフルリモートワーク制を導入していたこともあり、それぞれの働く時間や働き方などに対策が立てやすかったと思います。
今回の奨励金をきっかけに取組を行い、女性管理職候補となる女性リーダーや女性メンターを制度化したことで、個別のフォローアップ体制を整備することができました。具体的には、個人の事情にあわせて勤務時間や稼働日数、出張スケジュールなどを調整し、育児、介護、副業なども可能にしました。これにより、やりがいやモチベーションが高まったという声が従業員から届くようになり、企業の活性化を図ることができました。

企業データ(2025年2月現在)
業種サービス業(メディア運営、企業研修、教育旅行の企画・運営、事業開発・政策立案)
従業員数33名
男女構成比1:1
取組内容短時間労働者などの非正規従業員でも登用が可能な役職(管理職を含む)の新設