事例紹介 D社(総合人材サービス)
20代で管理職に就く女性が感じる業務負担や、ライフワークバランスへの不安を解消するため、AI活用・DX化に取り組みました。

【画像はイメージです】
- ・ 女性管理職候補者にヒアリングを実施
- ・ AIを活用したDX化で、ライフイベントに伴う休みを取りやすい環境に
- ・ 性別やライフステージに左右されない公平な評価と職場づくり
取組の背景
- ・ 女性管理職のロールモデル不在
- ・ 20代で管理職となることによるライフイベントとの両立への不安の声
取組内容
効果
インタビュー

【画像はイメージです】
女性管理職比率の低下と組織運営の課題
近年、中途採用に力を入れたことで管理職層の構成が変化し、その結果として相対的に社内の女性管理職比率が低下しました。従業員の男女比は54%:46%とほぼ均衡していますが、女性管理職比率は27.8%にとどまっており、組織の健全な成長のためには改善が必要だと考えていました。
そんな中、奨励金のチラシを拝見したことで、女性管理職の増加に取り組むことになりました。
女性ならではの強みが生きる職場、しかし“責任ある役職”には慎重な声も
人材サービス業界では比較的女性管理職が多いと言われています。その背景には、営業やコンサルティングなど“人と向き合う仕事”において、女性ならではのコミュニケーション力や共感力が強みになることが挙げられます。
当社は創業18年目、社員の平均年齢は28.4歳と若く、事業拡大のスピードに比べ、業務の仕組み化が充分ではない面がありました。
性別を問わず成果を評価する文化は根付いています。しかし営業職などでは特定の社員に業務が集中するなどの課題も残っています。
活躍している女性役職者の中には「そこまで責任のあるポジション(管理職)は望まない」といった声も聞かれます。
20代管理職が抱える不安と現場のリアル
そこで、入社3年目以降の女性管理職候補者にヒアリングを実施したところ、管理職になることへの期待とともに、具体的な悩みや不安も明らかになりました。
20代で管理職という裁量も責任も大きい役職についてから、結婚・出産・育児・介護などのライフイベントを迎えます。属人的な業務も多く、制度(産休・育業・テレワークなど)が整っていても、実際の運用や休暇取得時の業務引継ぎに具体的な不安があることが分かりました。休む側・フォローする側双方に負荷がかかってしまうという問題です。
またキャリアにブランクが生じた後、復帰してすぐにパフォーマンスを発揮できるのかについても不安がありました。
ロールモデル不在の中で、会社としてキャリアビジョンを十分に示せていない点にも課題があります。
長く働ける職場づくりのためにAIを活用
不安を解消し、女性管理職のロールモデルを作るためにも、まずは「安心して休める職場づくり」を目指しました。
その実現に向けて取り組んだのが、AIを活用したDX化です。業務の標準化や情報共有、業務分担の仕組みづくりを行うことで、ライフイベントに伴う長期離脱があっても安心して休むことができ、長く働ける職場環境になるよう取組中です。
現在、不安を抱えながらも昇格した女性管理職とともに、「Work together, Live together(共に働く、共に生きる)」という当社のビジョンを体現するロールモデルづくりを目指しています。
性別やライフステージに左右されないフェアな評価制度へ
今後さらにAI活用を推進し、業務効率を高めることで、人だからこそできる仕事や役割の追求を目指します。
誰もがキャリアを諦めず、ライフステージや性別に関係なく安心して成長できる職場づくりを目指し、取組を続けていきます。